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オンキヨーのスピーカー「D-200」です。 前オーナーがウーファーのエッジを張り替えています。 以下の整備を施しています。 ・　ツイーターの修理 ・　コンデンサの交換 ・　配線の引換え ・　バインディングポストの交換 ・　バスレフポートの改修 片方のツイーターのリード線が切れていたため、引き換えています。 ディバイディングネットワークのHF側コンデンサを交換しています。（写真9枚目左下） 電解コンデンサは汎用品からParcAudio製のオーディオ向けとし、フィルムコンデンサは無名品からWIMA製PET「MKS2」に交換。 静電容量はすべてオリジナルと同じです。 なお、LF回路は既存のままです。 配線をすべてOFCケーブルで引き換えています。 各ユニットまでをドイツinakustik製「STAR-0.75CT」としています。 経路を見直し、接続点を減らしています。 背面のコネクターは、バナナプラグ対応の大型ポストに換装しています。（同右上） バスレフポートは開口をフレア状に加工し、ノイズを低減しています。 ------- キャビネットは、湿気の影響と思われる板材の「浮き」が端部にあります（写真7枚目）。そのほか、年代相応の擦り傷があります。 光沢仕上げのPVCシートはツヤが残っています。 前面ネットは、一部に小さな穴があります。（写真4枚目） また、ダボ折れの補修跡があります。 ウーファーのエッジは、ラバー製で張り替えられています。 ------- オンキヨーのブックシェルフスピーカーのスマッシュヒット作。 エネルギーと分離感のバランスが良い中高音が特徴です。低音は下までよく伸び、必要十分。 ツイーターが片方故障していたので、分解修理しています。ボイスコイル自体に異常は無く、周波数特性（写真9枚目右下。左右それぞれの中高音域のF特を重ねたもの）にも影響は出ていませんが、ご留意ください。 そのほかの整備では、バスレフポートの形状変更や、コンデンサ容量の是正とグレードアップなどを実施しています。 ------- 主な定格 ・ 2ウェイ2スピーカー／バスレフ型／防磁設計 ・ 寸法：W216 x H352 x D228 mm ・ 重量：6.8kg ・ インピーダンス：通常6Ω／最小4Ω ・ 再生周波数帯域：35Hz～45kHz